2009年1月11日日曜日

 もうすぐで、アメリカに来てから19年になる。ずいぶんたった。
はじめは、マンハッタンの中のことしか知らずに、これがニューヨークだと思っていて、クイーンズ、ブルックリンなどはニューヨーカーが住む所ではないと信じていた。しばらく、ローワーイーストサイド、アッパーウエストサイド、グラマシーパーク、アッパーイーストサイドとマンハッタンのいろいろな所にルームメートとして、カップルとして住んでいた.。

 いつ頃だろう、イーストビレッジが高収入者の住居となり、SOHOから芸術家がいなくなり、タイムズスクエアがDisney Land になったのは。昔の旦那と別居することになったときと同じくらいだと思う。その頃には、マンハッタンのレントが高騰し、かなり高収入でないと、一人暮らしはできなくなってしまった。友人がクイーンズのアストリアに住んでいて、マンハッタンからかなり近いのに、レントが手頃で安全ということで、アストリアに引っ越すことを進めてくれた。友達の家を訪ねるついでに近所を歩いてみると、英語が聞こえない。その友達に聞くと、ギリシャからの移民が多く、その他に、バングラデッシュなどの南アジア、クレーシアなどの地中海の国々、エジプトなどからの北アフリカなどからの人たちが住んでいるとゆう。全くてんでばらばらの国、宗教の人達が何も問題もなく住んでる地域だった。こんないろいろ違う人たちが住んでる所だから日本人の私が住んでも大丈夫だろうと引っ越しを決めた。

 それから何回か引っ越しを繰り返したが、またアストリアに戻ってきて7年ぐらいになる。この頃は、近所を歩くと英語が多く聞こえてきて、見てみるとギリシャ人の若い子達がカフェなどで話している。2世のギリシャ系アメリカ人が成長してきたのである。英語を聞くたびに、ちらっとまた、誰が話しているのか見てみる。アラブ系に見える若い子達、ヒスパニック系に見える若い子達が町中で仲良く話している。ごく最近は、白人系アメリカ人もマンハッタンのレントが高くなりすぎたので引っ越してきた。日本人もずいぶんと多くなってきた。  この町もだんだんと変わっていっている。しゃれたレストランも増えてきて、にぎやかになってきた。居心地はさらによくなってきている気がする。これからこの町はどうなっていくのだろうか?

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